ホームヘルパーになる方法
ホームヘルパーとは
正確には「訪問介護員」といい、介護保険法において訪問介護を行う人のことで、「ホームヘルパー」とは通称です。
老衰や心身の障害等の理由により、日常生活を営むのに支障のある高齢者や障害者の家庭を訪ね、
身体の介護や家事サービスを提供する人のこと。また、デイケアや特別養護老人ホームに勤務する。
ホームヘルパーの主な仕事
1.身体の介護
食事、排せつ、衣類着脱、入浴、身体の清拭・洗髪、通院等移動の介護
2.家事
調理、衣類の洗濯・補修、住居等の掃除・整理整とん、
生活必需品の買い物、関係機関との連絡、その他の家事
3.相談・助言
排泄物の処理や被介護者の体を持ち上げたりする力仕事もあり、
更に精神的にも弱っている被介護者も少なくないことから、「3K」
とも言われていますが、今後、超高齢化社会を迎える日本を支える、
非常に意義のある仕事です。
ホームヘルパーは深刻な人材不足
厚生労働省は、2014年には140~160万人の介護職が
必要になるという見解を発表しています。
一方で、2006年の統計ではホームヘルパーの資格をもっていても、
介護の仕事をしていない人口は約294万人とも言われています。
介護の仕事に就く人の35.2%は一年以内に離職し、
79.2%は三年以内に離職しています。
給与の低さや昇給の少なさが原因と考えられます。
ここ数年、この介護職員の不足を補うためにフィリピンやインドネシアなど
海外からホームヘルパーを募集しています。
不況の昨今でも、介護関係職の求人倍率は2倍以上と、売り手市場が続いています。
ホームヘルパーの資格
都道府県知事の指定する『訪問介護員養成研修』の課程・講習(2級で130時間、1級で230時間)を修了すればよいが、国家資格ではない。
ホームヘルパーは、厚生労働省が認定した講習事業者が講習を行い、事業者から修了証が渡される。
都道府県によっては、2級・1級資格取得のための『達成度測定』といわれる復習テストが行われる場合がある。
ホームヘルパーには1級、2級、3級の資格があったが、3級は既に2009年に廃止されており、
1級も2012年をめどに廃止が予定されている。
ホームヘルパーの上位資格として介護福祉士があり、今後は、上位資格として『認定介護福祉士』に
一本化されるようだ。
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